【迷宮】 清水義範

 この本は恐らく1度だけではなく、せめてもう1度読むべきなのかもしれません。


欲望の原理で動く社会の中で、現代人はひどく苛立っている。次から次に物質を手に入れながら、どうしても手に入らないのが心の満足だと気づいて、渇ききっている。


バブルが日本の現代人を変えてしまったんでしょうかねぇ。。。
モノがあふれすぎている故の現代病というところでしょうか。

【迷宮】清水義範著 集英社文庫より

at 22:35, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【夕映え天使】 特別な一日

 浅田次郎著【夕映え天使】は「人生の喜怒哀楽が、心に染みいる六篇」からなる短編集。

その中の【特別な一日】という物語より。


「そうね。たぶん、一瞬。でも一瞬っていう尺度はすこぶる曖昧ですね。一瞬をすなわち永遠とする尺度があってもいい。うまいことを考えたと思うんだけどなあ」


確かに1日が長いときもあれば短いときもある。1時間を短いと思うこともあるし、1分が長いと思うこともある。
「一瞬をすなわち永遠とする」こともありですね。

at 07:38, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【夕映え天使】 切符

 浅田次郎著【夕映え天使】は「人生の喜怒哀楽が、心に染みいる六篇」からなる短編集。

その中の【切符】という物語より。


「じいちゃんが貰ったんじゃねえ。菊が貰ったんだ」


粋です。江戸っ子ですなぁ。

at 20:47, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【ブラックペアン1988】(下)

 上巻に続きまして下巻からもお一つ。


「でも、わては、生きている・・・・・・。こんな嬉しい、ことはない。わての願いは、ひとつ、だけ。世良先生、これに懲りずに、いいお医者さん、に、なって下され」


句読点が多いですけどそれには理由があるんです。

【ブラックペアン1988】(下)海堂尊著 講談社文庫より

at 23:30, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【ブラックペアン1988】(上)

【ブラックペアン1988】(上)海堂尊著 講談社文庫


 だけどどれほど低い確率であっても起こってしまえばその人にとっては百パーセント。つまりすべてか無か、なんです


まさにそのとおり。宝くじでも万馬券でもパチンコでもそうですよねぇ。ってバクチばっかり(笑)

at 14:19, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【架空通貨】

 経済に関連する小説だからなのか、池井戸潤の作品を続けて読んでしまった。


 価値は秩序を形成する。中略・・・・・。「いい金と悪い金がある」。それが具体的に何を意味するかは定かではないが、悪い金があるとすれば、それはすなわち価値を持たない金だ。そして大概の場合、“悪貨は良貨を駆逐する”。だが、本当に駆逐されるものは金ではなく、その金を持つ人の生活であり人生であり、ときに良心である。
 硬貨に表裏があるように、金にも常に裏の働きがある。裏の働きとは、金を持つ者の心を支配するという働きだ。金の表裏は、いわば貧富の表象である。豊かなときには貧しさを忘れさせ、貧しくなると豊かさを渇望する。
 金の表と裏は、夢と絶望と置き換えてもよい。人々はその狭間のどこかで生き、暮らしている。中略・・・。それに気づく、気づかないは別にして、貧富という両極は現実のものとして世の中の価値観を支配しているのだ。



古今東西、金は人を変えるといわれている。
ホントに金を持つと人が変わるかどうか、ぜひとも一度試したいものだけど、そんな機会は。。。

まぁ、手にした金がもしも「悪い金」だったとしたら生活や人生や良心が駆逐されてしまうかもしれないから、別に大金なんて。。い。。。いらな。。。。。い。。。。。。。。。。。。。ナンテコトハナイカモ

【架空通貨】池井戸潤著 講談社文庫より

at 22:39, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【果つる底なき】

 【果つる底なき】池井戸潤著 講談社文庫

2011年上半期に【下町ロケット】で直木賞を受賞した池井戸潤の第44回江戸川乱歩賞受賞作より。


「窓から何がみえる」
『山手線の線路』
なんて殺風景なんだろう。そう思ったらまた笑い出したくなった。
「見たい」



いきなりこれだけ読んでも、何がなんだかわからないんですけどね。。。
このなんでもない一文になんとも味があるんですよ。

気になった方はご一読を。

今なら直木賞受賞のおかげでどの書店にも平積みされているんじゃないでしょうか。

at 21:58, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【最後の証人】

 
「誰でも過ちは犯す。しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。二度目に犯した過ちはその人間の生き方だ。」

ハイ、気を付けます(汗

【最後の証人】柚月裕子著 宝島社文庫より。

at 00:36, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

【中原の虹】(3)

 満州の言葉を一度聴いてみたいとこの本を読んで思った。
現代の中国語と同じなんだろうか。。。

【中原の虹(3)】浅田次郎著 講談社文庫
「打聴、満州風」
岡の肩ごしに晴れ渡った秋空を見上げながら、「満州の風に聴け」、と百虎張は言った。


「打聴、満州風」、イントネーションはまったくわからないけど、カタカナで表記すると
「タァテイン マンジョウフォン」というらしい。

ちなみに「百虎張」は「パイフーチャン」。張作霖(チャンズォリン)のことです。

at 22:49, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する

ナ、ナンダッ?

読む本のストックがなくなってきたので、久しぶりに本屋へ顔を出してみた。
基本的に文庫本しか買わないのでまっすぐ文庫のコーナーへ。 

ん?なんだこの本は?
kitonの眼に飛び込んできたのは、海辺で抱き合う男女の写真が表紙の一冊の本。
題名は。。。

アントニオイノキ!?

自伝?それにこの表紙はないやろ。。。と思いよくよく見ると。。。。。

アントキノイノチ(笑)

この本、なんと著者は「さだまさし」。

帰宅して本を検索し内容を調べてみると、「命」の意味を問う感動巨編とのこと。

いやホントパッと見の題名と中身のギャップが面白くてネタにしてしまいました。

at 21:46, kiton-cafe,

comments(0), trackbacks(0), ログピに投稿する